お墓のQ&A
お墓の開眼供養
お墓のクリーニング
◎お墓はいつ建てればいいのでしょうか?
とくに決まりはありませんが、遺骨がある場合は四十九日か一周忌までにお墓を建てておくことをお勧めします。また、お彼岸やお盆などに合わせて建てることも良いでしょう。
◎お墓を建てる(埋葬)する手順は?
1.「埋葬許可証」の取得(火葬するのに必要な火葬許可書に火葬執行済の記入がされたもの)
2.墓地がない場合、お寺、霊園で購入申請(埋葬許可証、住民票、印鑑が必要)
3.お寺、霊園より墓地の永代使用権を取得
4.石材店で墓石を決める
5.墓所の施工、墓石の建立
6.開眼供養、納骨供養を営む
◎墓石にはどういう石が使われているのですか?
通常お墓に使用される石は、御影石(みかげいし)と呼ばれる花崗岩(かこうがん)です。
御影石は硬質で風化に強く、磨くと美しい光沢がでます。
比較的安価な輸入石から、庵治石のように国産の最高級品に代表されるものまで、色々な石種があり値段もさまざまです。
国産石と輸入石を比較いたしますと、四季のある日本で輸入石の耐久性は疑わしく、日本の風土には国産が適しているという意見と、輸入石にも品質の高い名石があり、国産と比べて価格が手頃であるという意見があります。
ご自分で納得された石種を、ご予算に合わせて選ばれると良いかと思います。
◎戒名について
お坊さんからあたえられる戒名、真宗では法名。男性は信士、女性は信女、居士、大姉等。
これらの戒名は授与して頂く寺院の格、つけていただくお坊さんの位、いただく戒名の位により差があり宗派によっても異なります。
戒名はお布施であって定価がありません。最近では、迷わなくてもすむように、位号による価格を決めておりますので、管理事務所又は直接お寺さんにお尋ね下さい。
◎先祖のお墓をひとつにまとめたいのですが?
墓地に新しくお墓を建てる余裕がない場合、個人墓をまとめてひとつのお墓に合祀(ごうし)する方法があります。この場合、古いお墓に魂抜きの法要を営み、不要になった墓石は無縁塚に入れてもらうと良いでしょう。新しく建立する合祀墓の周囲に並べて置くこともできます。
いくつかのお墓をまとめるときは、それぞれのお墓に祀られた故人の戒名(法名・法号)、俗名、死亡年月日、生年月日、死亡時の年齢を間違いなく確かめて、合祀墓もしくは墓誌(霊標・法名碑・墓標)に刻みます。
但し、こうした合祀も法律的には改葬にあたり、市町村への申請が必要です。
◎改装について教えてください。
簡単に言えばお墓のお引っ越しです。たとえば「故郷に先祖のお墓があるのですが、遠くてなかなかお墓参りに行けません。現在の住居の近くにお墓を移したいのですが・・。」という場合に〔改葬〕の手続きが必要です。
埋葬許可証・受入証明書・改葬許可証などが必要となります。地域によって違いますので、事前に役所の担当課にお問い合わせ下さい。
◎生きているうちに自分のお墓を建てたいのですが
生きているうちから建てるお墓のことを生前墓、寿陵(じゅりょう)といいます。
縁起が悪いと考える人もいますが、長寿を導く良いお墓とされ、今ではひろく普及しています。お墓参りをしたときに、戒名や建立者の文字が赤くぬられているお墓を、見かけられたこともあるかと思います。また、生前に建てたお墓は、相続税の対象外なので節税のメリットもあります。
但し、遺骨がなければ建てられない墓地もありますのでご確認下さい。
◎お墓に入りたくないのですが、何か方法はありますか?
現在、「墓埋法」では、都道府県知事が認可した墓地以外に、遺骨を埋葬することが禁じられています。そこで、遺骨を埋めるのではなく、遺灰(遺骨を砕いて灰にしたもの)を空中や海にまく「散骨」という方法が注目されはじめています。ただし、遺灰を自宅の庭にまいたり、山や野原にまくことは、「埋葬」にあたるので、法にふれることになります。
最近では、こうしたサービスを行う葬儀社もありますので問い合わせてください。
Copyright (C) 2005 Utsunomiya Stone Cooperative. All Rights Reserved .